9-12 システム案件登録 「営業ステージ」の理解

営業ステージとは?

1つの案件の進み具合が、「今どんなところまで進んでいるのか」を把握できるものです。
その案件の進捗状況をある程度理解できるものになります。

レンタル編

案件受付:案件を受け付けた状態。営業や事務共に「活動」は特に入っていません。

例)点検訪問時、利用者様から追加レンタルのご相談をいただいた。ケアマネはその要望をまだ知らないので、利用者様からケアマネにその要望を伝えてもらうことになった。

⇨この段階で一案件としてこちらで処理できることはありませんが、案件に繋がる可能性があるものとして捉え、全員が把握できるように「顧客」情報内に「案件登録」しておきます。

打合せ:新規レンタル時やレンタル内容が変更になる時など、ケアマネさんと利用者様との打合せをれからする段階です。
※案件がこの状態で長期間設定されていることはありません。(打合せが1ヶ月後などであれば別です)

作業工程:レンタル案件では、ほとんどの「活動」がこの期間となります。
※納品fax送信~レンタルが決定し納品や契約、事務処理の間は全て「作業工程」になります。

作業期間中に起きた変更点などは、逐一案件の「詳細」に日付と入力者の名前を入れて進捗状況を掲載しておきます。

例)10/12:山口 or 10/12(山口)
サイドレール〇〇(ケア)をデモ納品中だったが、別のサイドレール〇〇(ケア)を2本納品してほしい、とのこと。
デモ納品中のサイドレールは、今回店入れ予定のサイドレールが店入れされた後、納品・引上げで交換していただきます。

など、日付と入力者(変更などがあったことの状況を説明できる人)は必ず入れてください。

案件完了:契約も終了し、事務でも特に何もすることがない場合です。
     ※契約が完了した後、事務での作業は残っていますが、「案件完了」とします。事務の      作業とは、お支払い情報の登録です。レンタル表に「口座振替(カイポケ)」か「現金支
      払い」かを登録します。
     ※「口座振替(カイポケ)」でお支払いが決まったときは、カイポケへの口座情報の登録が
      必要となります。

福祉用具販売編(介護保険、自費)

案件受付:案件を受け付けた状態。営業や事務共に「活動」は特に入っていません。
     例)ケアマネさんから「〇〇さんにポータブルトイレが必要だと思うので購入を検討してい
       る、話がまとまれば追って連絡します」など、こちらが待ちの状態です。

例)ケアマネから営業へ連絡があり、「(レンタルなしの単発の)お客様にポータブルトイレが必要なので購入したい、打ち合わせをお願いしたいが、こちらの予定を調整中のため、詳細決まり次第追って連絡します」と連絡があったとき。
この状態が「案件受付」となります。
わかる範囲で顧客情報をシステムに登録し「福祉用具販売/介護保険」の案件も登録します。
ケアマネからの連絡待ちとなるため、案件登録したらステージは一旦「案件受付」で留めておきます。

※この案件がどうなったか確認の意味で、ステージは変更せずに「確認の活動」を登録してもいいかもしれません。

⇨この段階で一案件としてこちらで処理できることはありませんが、案件に繋がる可能性があるものとして捉え、全員が把握できるように「顧客」情報内に「案件登録」しておきます。

打合せ:購入前にケアマネさんと利用者様との打合せをこれからする段階です。
※案件がこの状態で長期間設定されていることはありません。(打合せが1ヶ月後などであれば別です)
※自費購入の場合、利用者様が商品を既に決められている場合もあるので、その際は打合せが必要なくなります。

見積工程:見積もり中。見積もり中なので未提出の状態です。
※販売ではあまり見積もりは依頼されませんが依頼を受けることもあります。

作業工程:発注、販売用書類作成、納品まで。

事後申請中事後申請に向けての作業中だと思ってください。
基本的にステージをこの状態にしていることはあまりありません。
捺印やご記入いただいた後なので、コピーし市役所やケアマネに提出する状態だからです。

案件完了:市役所に事後申請書類を提出済の状態です。(書類審査中)

住宅改修工事編

案件受付:案件を受け付けた状態。営業や事務共に「活動」は特に入っていません。
※レンタルや福祉用具販売と同様で、案件が発生したすぐの状態で、特段の進捗はない状態です。
※依頼を受け付けて待っている状態の時もあるので、案件受付から時間が経っている場合は、こちら(営業)からお客様に現状を伺ってみるのもいいかもしれません。
※案件受付から時間が経ち、営業ステージが変わっていないときや進捗も何もわからないときは営業担当者に進捗状況を伺いましょう。ケースによっては「案件完了」に移行する必要があります。

打合せ:住改の依頼が来て、打ち合わせに行くまでの状態です。

見積工程:現在見積もり中(見積書作成中)で、お客様には見積もり未提出、となります。

受注待ち:「見積もり書をお客様へ提出済」でお客様からの返答待ちの状態です。

事前申請中:市役所に「事前申請書類を提出済み」で、市役所からの返事待ちの状態です。

※事前申請が通れば、居住地域の市役所 介護福祉課(地域によって課の名前は違います)から事前申請の審査が通ったとの連絡が入ります。

市役所の介護福祉課(宇陀市の場合)
市役所の介護福祉課(宇陀市の場合)

「事前申請確認が終了したので、書類を引き取りに来てください。」

作業工程:申請が通ったという連絡が来てから、着工→工事完了までの間です。

請求工程請求書作成~提出アポまでを指します。

請求書提出済:お客様に請求書を提出済~入金もしくはお支払い待ちです。

事後申請(の作業)中:「書類作成中」という意味です。事後申請書類を作成しています。工事代金を集金済もしくは振込済を確認してから市役所に事後申請をします。

案件完了:市役所に事後申請書類を提出し、お客様が宇陀市から入金されるのを待っている状態です。

設備編

案件受付:レンタルや住改と同様です。お客様からの案件を受け付けただけの状態で、現調に訪問するまでの間、などになります。

打合せ:現調に行く前後を指します。担当者が現調に訪問し、提案した作業で見積もりを依頼されれば次の工程(見積工程)へ、お断りされた場合はここで「案件完了」となります。

見積工程:現在見積もり中(見積書作成中)で、お客様には見積もり未提出、となります。

受注待ち:「見積もり書をお客様へ提出済」でお客様からの返答待ちの状態です。

作業工程:受注後~着工・工事完了までの間を指します。=工事中、となります。

請求工程:工事が「終わった」ら請求書作成にうつります。請求書作成中と捉えます。

請求書提出済:請求書をお客様にお渡し済で、入金やお支払い待ちの状態です。

案件完了入金やお支払いが確認できたら「案件完了」となります。

ステージの変更を忘れずに!!!

コメント